スピリチュアリズムとは
スピリチュアリズムとはなんでしょうか。人の知覚を超えた不思議な力を持つこと、またはそういった力を持つとされる人が見せてくれる現象やメッセージを信じることでしょうか。
イギリスではスピリチュアリズムは宗教であるとされています。しかし、ここで言われる「宗教」とはキリスト教などの大宗教とは違い、まとまった聖典や指導者などはありません。私たち一人ひとりが日々スピリチュアリズムを実践する生き方としての宗教にほかなりません。
そしてスピリチュアリズムとは、人は、肉体と霊（スピリット）からなり、肉体が消滅しても霊魂は存続しており、生きている私たちは向こう側へ行かれた方たちの魂と交信できるとする、思想、信仰、人生哲学なのです。
そしてこの霊的生き方を実践する人のことをスピリチュアリストといいます。
スピリチュアリストとは、死というものは存在せず、たましいは、いわゆる霊界と呼ばれるところで続いていく、そして、こちらとあちらの双方のコミュニケーションが可能である、ということを知っている人のことをいいます。
ミディアムシップとは、向こう側へ行ってしまった方からメッセージが届くことにより、たましいが永遠に続いていることを証明するために霊界からもたらされた贈りものです。そして、必要とされる方に必要なメッセージが届くことにより、その方たちの人生がよりよい方向へと向かうことができるようにお手伝いするのが私たちミディアムの役割と信じています。
スピリチュアルミディアム・ロリエが実践する「スピリチュアリズム」はイギリスのThe Spiritualists’ National Unionのカリキュラムに基づいています。
ミディアムシップとは ‐ご理解いただきたいこと-
ミディアムシップは、人の魂は肉体を離れた後も永遠に続いていく、ということを私たちに教えてくれるために、霊界（スピリットワールド）が私たちに提供してくれる愛にあふれた交流方法です。
亡くなった人にあえる、ということだけではなく、そのときどきの皆さんに必要なメッセージが届けられます。ライフガイダンスやキャリアガイダンスとしてもミディアムシップはお役に立つことができます。
ただ、ご注意いただきたいのは、「亡くなったあの人を呼んでください」というリクエストにはおこたえできかねることもあるということです。ミディアムシップは「亡くなった人を呼び出す」セッションではありません。もちろんいらっしゃるのはお客様にご縁のある亡くなられた方たちなのですが、どの方がいらっしゃるのかということはミディアムには選べません。来て下さるかどうかは、その方のご意思なのです。だれに会いたいかを事前にお知らせください、というミディアムがいらっしゃいますが、ミディアム ロリエはそのようなやりかたでのセッションはお受けしていません。
スピリットワールドは、私たちに愛を教えてくれるために私たちの前に姿を現してくれます。じつはお客様が会いたいと思っていらっしゃる方がお見えになることが多いです。スピリットワールドからメッセージを下さる方は、そのときどきの皆様に必要なメッセージを持っていらっしゃるのです。もし、会いたいと思っている方でなかったとしても、それはタイミングは今ではない、ということなのかもしれません。
セッションのながれ
ミディアムがお伝えするのは、基本的に皆さまにご縁のある方からのメッセージです。よって、いらして下さった方がどなたなのか、ということをミディアムが特定いたします。そうではなくては、せっかくのメッセージもふわふわしたものになってしまいます。
ミディアムは、お客様が誰に会いたいのか亡くなったひとは誰なのか、など聞くことはいたしません。ミディアムは、いらして下さったスピリットが見せてくれるお姿や性格をキャッチして、それらを描写いたします。（年齢、着ているもの、性格、生きていらしたときのお仕事や好きだったもの）
これらを説明しながら、お心当たりのあるどなたなのか、お客様に確認していきます。「そうです/ちがいます」など簡単にお答えください。どなたなのか確定できたところで、今日はどのようなことをお客様にお伝えしたくてお姿を見せたのか、来てくださった方からメッセージをいただきます。
もちろんお客様のご記憶にない（子供だったので覚えていないなど）ご親戚やつながりのある方がいらっしゃる場合もあります。そういった場合でも、メッセージを受け取ってみてください。今のお客様に必要なアドバイスだったりします。
また、お客様をサポートしている『スピリットチーム』（日本語でいうと守護霊団とかそういった感じでしょうか）に、いろいろ聞くこともできます。まずはセッションをぜひご予約下さい。どういった流れになるのかは始まってみないとわかりませんし、臨機応変にセッションをすすめることができますので、ご安心を。
『スピリチュアルを勉強するということは、単にヒーリングや霊視だけでなく、自分という存在に気づくことである。自分自身の霊性、他人の霊性、そして人生そのものを深いレベルで理解することなのだ。』
ゴードン・スミス (著書「霊的世界からの癒し」）
『「スピリチュアリティ（霊性）」とは、個々人が聖なるものを経験したり、聖なるものとのかかわりを生きたりすること、また人間のそのような働きを指す。それはまた、個々人の生活においていのちの原動力と感じられたり、生きる力の源泉を感じられたりするような、経験や能力を指している。』
上智大学神学部特任教授・グリーフケア研究所所 長島薗進（スピリチュアリティの興隆～新霊性文化とその周辺～
